多分 風
春の光はどこか粉っぽい香りで 乾いた風が僕らを包むこの季節 切なさと少しの前向きな気持ちがなじむことなく交差する ふと昔の事を懐かしく思い手放してしまったような切なさ感じたり 時にまたこれからの自分が今までの自分ではなく変われるかのように頭の中のスピードが加速して前を向けたり 春に感じる風は 自分の気分が向く方に流れるのかもしれない 1年の中で一番光が射してるように感じ 新たな自分を見つけやすく 自分の中の前向きな面が表に立っているとこが多い春だからこそ それと一緒に風を待つのではなく 前に向かっている自分にあたる空気が風のように感じたら 冬の自分からひとつ抜け出せるように気がする 風は薄く清々しい色のない柔らかさで 鼻の奥には入らない 大きく深呼吸すると微かに感じる香りを 日常では見逃してしまい深くは入りこまない春の味 だからこそ大きく吸った息を 頭を使って自分の体の中の身に変えて 新しい自分が前に見た先のものと重ねたい 「あなたはどんな髪で春の風を待ちますか?」 僕らが髪の毛を通して感じれることは… 少しぐらい周りに空気をとめてしまっても 自分の中に気持ちと髪の毛がリンクしているのなら その背中を押して、当たる空気を前向きな風に感じれるようにしたい きっと今までにはない自分が見えてきそうで なんとなくでいいんだけど 日常の中にある気に留める事ももちろん それを言葉にするのも難しく そんな感覚は日本の侘び寂びにも似たものをヒントに 時間がたってなじんでいるかの様で 言葉にして共感するほどでもない そんな些細な事が力を持ち この季節はそんな事がすごく大事な気がしていてます 向かって来る風を全身で受け止めた時にそれを春だと感じるには… 春に向かっていけるようなそんなヘアスタイルを探せたら… 「僕らはどんな髪で春の空気を変えられますか?」 日々人の髪から感じる事をヒントに春という季節を実りのあるものにしたいと思います☆